2005年の映画「硫黄島からの手紙」のDVDを図書館で見つけたので借りてみました。
どれくらい真実でどれくらいフィクションなのかいまいちはっきりしないのですが、日本側兵力約21000人のうち、戦死•行方不明者が96%にもなる史実を考えると、あながち外れてもないように思います。印象に残ったシーン、みどころなど。
1. 栗林中将が、ソリの合わない古参の参謀を解任し内地へ送り返すところ。したたか。
2. 四式四十糎噴進砲(ロケット砲のこと)ドイツの28cm/32cmロケット ホイレンデ•クー(牡牛の咆哮)の日本版?。一瞬しか登場しませんが、こういった間に合った新兵器も映画に出ているので驚きです。帝国陸軍は兵器の量だけでなく、質も米軍に劣るというのが一般的なイメージかと思いますが、実はこんな兵器も開発され、戦線に投入されていました。よく調べてると感心します。
3.白兵戦。戦闘シーンが壮絶。文字通り
「矢弾尽きるまで」戦うとはどういうことか、考えさせられる映像です。
戦争映画といえば、娯楽性の高いものからドキュメンタリー性の高いものまでいろいろありますが、本作は(史実と若干異なる点もあるものの)後者になると思います。現代を生きる日本人に、今の豊かな暮らしのありがたさを、改めて思い起こさせる作品だと思います。
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